8月27日に『第5回石垣市長杯将棋大会』が開催され、盛況の内に無事終了することができました。参加された皆さんお疲れ様でした。
大会結果(※敬称略)
【S級】
優 勝:伊舎堂 義(一般)
準優勝:上原 仁(一般)
3 位:金銅 秀友(一般)
4 位:宮里 球道(一般)
【A級】
優 勝:飯島 敏久(一般)
準優勝:波照間 静也(一般)
3 位:新城 拓勇(一般)
4 位:伊舎堂 春喜(一般)
【B級】
優 勝:田島 健吉(一般)
準優勝:西條 実(一般)
3 位:上平 桃香(八重山高1年)
4 位:岩田 麻央(一般)
【C級】
優 勝:鈴木 邦彦(一般)
準優勝:岸本 博正(一般)
3 位:下地 陽介(石垣小5年)
4 位:岩田 惇生(石垣小6年)
【D級】
優 勝:川崎 隆仁(平真小3年)
準優勝:中野 光太(石垣小2年)
3 位:宮城 拓叶(野底小1年)
4 位:小島 綾晟(大浜小3年)
(当日の大濱信泉記念館外観)
(開会式)
中山市長より開会の挨拶
今回も会場である大濱信泉記念館(管理会社:潟nブクリエイト)様の協力を得て開催。恒例の豪華賞品獲得を目指して、各クラスともに熱戦が繰り広げられました。
下は園児(年長)から上は70代までと、幅広い年代の参加者で賑やかな大会となりました。
※S・A・B・C・Dそれぞれ優勝者には『石垣牛(焼き肉用)』、2位は『石垣島産新米5`』、3位は地元菓子店の銘菓『くんぺん』、4位は恒例の『ソーメンチャンプルーセット』が賞品として贈られました。
(大会リポート)
D級は初心者・初級者クラス(小学生・女性限定)。小学生7名による熾烈な総当たり戦。
このクラスは二歩や駒の動かし間違いもありますが反則負けはありません。気づいたら指摘してやり直す、双方気付かなければそのまま続行、第三者の指摘は厳禁です。
この日好調の中野くん、あれよあれよと気づけば全勝でひた走ります。そんな中野君を1敗で追うのが川崎くん。両者最終局で激突、中野くんが勝てば全勝優勝、川崎くんが勝てば同率1敗の直接対決勝者上位で優勝となります。
結果は川崎くんが勝利で見事逆転優勝となりました。
大会初参加の宮城くんが小1ながら3位に、小島くんが4位入賞。
また、大会初参加の最年少の熊谷くん(園児)は残念ながら全敗となってしまいましたが、最後までしっかり全局戦い抜いたのは立派でした。
C級は多少は腕に自信のある中〜低級者を想定としたクラス。小学生5名、一般2名の計7名が参加。
こちらも総当たり戦で行い、一般の鈴木さんが5勝1敗で初優勝!同じく一般の岸本さんが準優勝となりました。(※岸本さんも5勝1敗ながら直接対決勝では鈴木さんが勝利)
小5の下地君が3位、小6の岩田君が4位という結果に。
(C級、D級の対戦結果)
B級は上級者を想定したクラス。高校生2名、一般5名の計7名による総当たりリーグ戦。高校生、30代、40代、60代、70代と、幅広い顔ぶれのクラスとなりました。
将棋大会へは約40年ぶりの参加となる田島さん、慣れない対局時計の秒読みに苦労しながらも、昔取った杵柄で地力のあるところを見せ、全勝での優勝となりました。
以下は大会最年長の西條さん(73)が準優勝、八重山高1年の上平さんが3位、岩田さんが4位という結果に。
(2位と3位は昨年も同じ顔触れ)
※筆者手元資料(八重山将棋連盟発足40周年記念誌)によると、「1981年2月 第1期将棋新人王戦で田島2級が初優勝」の記録が確認できました。田島さん、おめでとうございました。
A級は有段者以上、いずれも腕に覚えのある猛者達です。今回は学生の参加はなく、一般8名での戦いに。(半数以上はシニア世代)
全局で対局時計を使用、予選を2ブロックに分け、それぞれ上位2名が決勝トーナメントへ進出する方式で実施。
予選を通過したのは実力に定評のあるシニア名人の飯島さん(70代)、伊舎堂(春)さん(60代)、新城さん(40代)、そして大会には滅多に出ないが実力者として知られている波照間さん(60代)の4名。
準決勝を制したのは飯島さんと波照間さん。両者の実力を知っている人から見ると順当な顔ぶれといえます。
互いに秒読みが延々と続く大熱戦の結果、飯島さんが勝利。見事、悲願のA級初優勝を遂げました。また準優勝の波照間さんは流石に地力のある所を示しました。
3位決定戦の結果、3位には新城さん、4位には伊舎堂(春)さんが入賞となりました。
最後は最上位のS級(三段以上・希望者の最強クラス)。小学生1名、一般5名の計6名が参加。
総当たりリーグ戦で進行。伊舎堂さんが着実に白星を重ねていき、実力を見せつけ全勝での3回目の優勝となりました。Sクラス初参加の上原さんが3勝2敗で準優勝、同じく3勝2敗で金銅さんが3位に、2勝3敗で宮里さんが4位という結果になりました。
(S、A、B級の対戦結果)
(各クラス優勝者)
左からD級川崎くん、C級鈴木さん、B級田島さん、S級伊舎堂さん
※A級の飯島さんは帰りの船の時間都合で撮影参加できず。
(大会風景)
D級・小学生たちが盤をはさんで真剣勝負!
A級の決勝戦。ベテラン同士の熱戦
(総評)
旧盆前日ということもあって参加を見合わせた方もいましたが、それでも昨年より3名増の35名の選手が参加。少しずつ復調基調にあるのかなと思います。来年はさらに参加者増を目指したいですね。また大会前の午前中に行った「将棋上達講習会」にも複数名の参加があり、皆さん和気藹々かつ真剣に受講してくれました。
来場いただいた皆様、選手の皆様、ありがとうございました。
今大会開催に協力いただいた石垣市、共催の大M信泉記念館・潟nブクリエイト様、ご協力いただいた砂川冷凍様他、皆様にもあらためて御礼申し上げます。
この市長杯大会は棋力ごとにクラスを分けておりますが、できるだけ参加者の皆様が楽しく・たくさん対局をできるよう取り組んでおります。今回は運営スタッフが足りなかったこともあり、必要最小限の企画・進行になった部分もありますが、参加者皆の協力で時間内にすべての対局をスムーズに終えることが出来ました。今後も引き続きご支援いただけますようお願い致します。
さて八重山支部では12月に恒例の「第15回八重山将棋まつり」を開催予定です。こちらも多数のご参加お待ちしております!。
以上、第5回石垣市長杯将棋大会の結果報告でした。
2023年08月28日
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