また同時に行われた大会では以下の結果となりました。
【小学生の部】
優 勝:大江みちる さん(小6)
準優勝:當銘 征三郎 さん(小5)
3 位:幸地 雄大 さん(小6)
【女流の部】
優 勝:山田 和歌奈 さん(一般)
準優勝:田盛 敦子 さん(一般)
3 位:石垣 暖菜 さん(小3)
【一般の部】
Aクラス
優 勝:熊木 海駆人 さん(中3)
準優勝:上地 亮 さん(一般)
3 位:大城 瑛生 さん(中3)
Bクラス
優 勝:新城 拓勇 さん(一般)
準優勝:池原 優 さん(一般)
3 位:奥田 拓夢 さん(中1)
(大会会場風景)

小学生の部は9人による総当たりリーグ戦。
優勝候補の大江、當銘の両選手が順当に勝ち星を重ね最終局での全勝対決。結果、大江さんが勝利し3年連続で小学生名人となりました。
今回初開催の女流の部は3名による総当たり戦。
少人数ということで、まずは試合前に3人で高田先生の指導対局を受けてもらい本番前のリハーサル。丁寧な指導はとても好評で、3人ともリラックスして本番に挑めたようです。結果、全勝の山田さんが八重山初の女流名人の栄冠に輝きました。
(別室での高田プロによる指導対局風景)

*6面指しでの指導対局、高田先生ありがとうございました。
指導対局コーナーも大人気で、ホボ最後まで常時6人相手に指導をしていただきました。お疲れ様でした。
さて一般の部ですが、今回から中学生の部を取り止め大人も交えた一般の部に統合。下は中学1年生から上は60代まで、世代を超えた熱い戦いが繰り広げられました。
(※4人リーグの一斉予選で2連勝者はAクラスへ。2連敗者はBクラスへ、1勝1敗者は本人の希望および運営側の判断でそれぞれA、Bへ振り分け。以降はA、Bとも決勝トーナメント方式)
一般Bは大人11名、中学生2名が出場し、石垣島の隠れた強豪達が熱戦を展開。Bクラスの中でも特に安定した力を発揮していた新城さん、池原さんが決勝進出。居飛車穴熊VS振り飛車の戦いとなり、穴熊に囲った新城さんが勝利し優勝。
3位決定戦は奥田君vs大濱君の中学生決戦に。結果は、昨年小学生大会3位になった実績のある奥田くんが勝利し入賞。
トーナメントで大人を打ち破って勝ち進んだ両中学生に拍手!ですね。
最強クラスの一般Aは予選を勝ち上がった大人5名、中学生3名、高校生2名が出場。
大人はいずれも実績のある強豪達、中高生達がどう食らいついていくか、それぞれの対局に注目が集まりました。
さて試合の方はというと、1回戦から優勝候補筆頭の伊舎堂氏が大城君(中3)に敗れる波乱の幕開け。同じく優勝候補の岩川氏も準決勝で熊木君(中3)に敗れ、決勝は上地さん(一般)と熊木くんの対決に。
実戦経験豊富な上地さんが優勢なまま逃げ切るかと思われたが、若さ溢れる熊木君が終盤猛迫し最後は即詰みに。見事、名だたる大人達を退け、初優勝となりました。
また3位決定戦は岩川氏と大城君の戦いに。闘志溢れるファイター同士の一番、勝利の女神は若い大城君に微笑み、見事3位入賞。
こちらも大活躍の中学生コンビに拍手‼。また大人代表として踏ん張った上地さんにも拍手!ですね。
(大会成績表 小学生・女流)

(大会成績表 一般A、B)

(表彰式での高田先生挨拶)

(総評)
今年は初の女流大会新設や、一般の部に中学生以上を統合したりと、これまでの”将棋まつり”の形を変えて開催しました。運営側としては不安も大きかったのですが、結果としてはこれまでにない多数の参加者で盛況となり概ね成功だったかと思います。
小学生同士の真剣勝負、一般戦での幅広い年代による真剣勝負や女性同士の熱戦、また今回は車椅子の参加者もいたりと、年齢・性別関係なく誰でもが楽しめる、将棋の醍醐味を参加者同士共感できた”将棋まつり”になったのではないでしょうか。
各クラスともドラマがあったのですが、中でも一般Aクラスは特に盛り上がりました。
強豪の大人達をなぎ倒し優勝した熊木君(中3)はもちろん、実力者の伊舎堂氏、岩川氏を破った大城君(中3)の活躍は大会関係者を驚かせました。(井手支部長からは「3位の大城君には特別敢闘賞を送りたいくらいだ」とのコメントも)
中学・高校生達の今後の活躍に益々期待。もちろん大人達も黙ってはいませんよ(笑)。次回大会が今から楽しみです。
以上、第八回 八重山将棋まつりの結果報告でした。