9月15日に大川公民館にて『第7回八重山シニア将棋大会』が開催されました。参加された皆さんお疲れ様でした。
(あらためて)告知記事でも書きましたが、2018年の八重山将棋まつり内の1部門としてシニア大会がスタートしております。今回シニア大会としては初の単独開催、第1回となりますが、あくまでもシニア部門の継続の位置付けなので、今回の大会は第7回となります。
※来年以降にシニア大会単独開催または将棋まつりのシニア部門として開催となるか、現時点では未定です。
では大会結果のご紹介。
大会結果(※敬称略)
【A級・シニア名人戦】
優 勝:飯島 敏久(74)
準優勝:仲原 孝(61)
3 位:伊舎堂 春喜(63)
4 位:宮良 正勝(69)
当日は7名の選手がエントリー。少数のため大会は総当たりリーグ戦で行うことに。※B級は参加数未達のためナシ
ほとんどの選手が古くからの顔見知りどうしで、日頃から腕を競い合ってきた仲、あちらこちらで星の潰し合いに。
(真剣に対局に臨む参加者たち)
そんな中、快調に白星を重ねるのは飯島さん、当シニア大会では過去3回優勝実績のある優勝最有力候補です。それを1敗で伊舎堂(春)さん、2敗で昨年覇者の宮良さん、初出場の仲原さんが追う展開に。
リーグ最終局で飯島さん対伊舎堂(春)さんの対決。飯島さんが勝てば優勝、伊舎堂(春)さんが勝てば同率であらためて優勝決定戦となります。
伊舎堂(春)さんの振り飛車に、飯島さんは金銀を三段目に並べての駒落ち上手のような布陣で対抗。一瞬のスキを突き戦いを有利に進める飯島さん、不利な伊舎堂(春)さんは必死の猛攻に出る。優勢を意識しすぎたか、受けに回った飯島さんだが小ミスが続き自玉がピンチに、しかしそこから鋭く寄せに出て一手違いで勝利、見事6戦全勝で4回目の優勝を決めました。
さて優勝者は決まったが4勝2敗が3名となり、あらためて順位決定トーナメントを実施。
仲原さんの中飛車、宮良さんの右四間という戦いは仲原さんが勝利、伊舎堂(春)さんと準優勝をかけて戦うことに。戦型は仲原さんの中飛車に伊舎堂(春)さんの居飛車穴熊となる。伊舎堂さんが堅陣を活かして攻め続け何度も勝利寸前となるも、仲原さんも中段玉から入玉を見せ必死に耐える。徐々に形勢差が詰まり、最後は仲原さんが相手玉を即詰みに討ち取り勝利。大逆転で準優勝となりました。敗れた伊舎堂(春)さんが3位に。
(大会成績)
(入賞者の皆さん)
(総括)
今回は予定より参加数は少なかったですが、7名による総当たり戦ということで参加者の皆さんには1日じっくり将棋を楽しんでもらうことが出来たかなと思います。
優勝の飯島さんは参加選手最年長ながら、さすがの実力を見せつけました。シニア大会初参加の仲原さんも昔取った杵柄で徐々に実力を発揮し、シニア部門の若手?有力選手になりそうな感じで今後の活躍にも期待。
初の単独開催となった今回のシニア大会でしたが、大きなトラブルもなく皆様の協力で時間内に無事終了。参加選手および運営に協力いただいた皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。
以上、第7回八重山シニア将棋大会の結果でした。