2022年11月14日

【大会結果】第14回八重山将棋まつり

先日(11/13)、第14回八重山将棋まつりが開催され、盛況の内に無事終了することができました。参加選手、来場の皆様、その他関係各位へ御礼申し上げます。
この日行われた大会は以下の結果となりました。(※敬称略)

【小学生名人戦】
優 勝:西表 玖 (登野城小6)
準優勝:コウ 理陽 (登野城小4)
3 位:下地 陽介 (石垣小4)

【女流名人戦】
優 勝:高橋 憩 (石垣中1)
準優勝:上平 桃香(大浜中3)
3 位:岡田 琉亜(平真小4)

【シニア名人戦(60歳以上)】
優 勝:飯島 敏久 (一般)
準優勝:伊舎堂 春喜(一般)
3 位:宮良 正勝 (一般)

【一般の部】
Sクラス
優 勝:伊舎堂 義 (一般)
準優勝:森 康夫  (一般)
3 位:當銘 征三郎(八重山高2)

Aクラス
優 勝:当山 貴久 (一般*本島)
準優勝:高橋 潤  (一般)
3 位:新城 拓勇 (一般)

Bクラス
優 勝:小林 祐貴 (大浜中1)
準優勝:金城 光宏 (一般)
3 位:高嶺 博明 (一般)

会場はおなじみの大川公民館。
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開会式。大会審判長の中村六段より挨拶
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■小学生の部は、上は小6〜下は園児(5歳)までの10名が参加。予選を5人ずつの2ブロックに分けて予選〜決勝トーナメント方式で実施。
結果、福田君と下地君が全勝で、コウ君と西表君が1敗で予選通過。準決勝はコウ君が福田君に、西表君が下地君にそれぞれ勝利で予選2位通過の両者が決勝へ進出。
決勝戦は西表君の中飛車(片美濃)にコウ君も居飛車型の中飛車で対抗。激しい戦いの中、西表君はしっかり底歩で美濃囲いを補強し優位を拡大、そのまま攻め切り見事初優勝となりました。
敗れたコウ君が準優勝。下地君が3位決定戦を制し入賞。


(小学生の部)
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■女流の部は3名の選手がエントリー。少数ながら全員が中級以上の棋力です、総当たり戦で行い上平さんと高橋さんが優勝をかけ対戦。
この2人、今年の沖縄県中学生女子大会の決勝でも戦っておりその時は上平さんが勝利し県代表の座を獲得しています。今回は果たして?
戦型は相振り飛車戦となり、上平さんの駒組のミスをとがめて序盤早々に高橋さんが駒得し有利に。そのまま一気に攻め倒して勝利、見事初優勝の栄冠を勝ち取りました。

(女流の部)
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■シニアの部は6名の選手が参加。総当たりリーグ戦で行いました。
実力者の再年長(70代)飯島さんが順調に白星を重ね、見事全勝で3年ぶり3回目の優勝。
以下は3勝2敗同士ながら直接対決の結果で伊舎堂さんが2位、宮良さんが3位入賞。

(シニアの部)
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大ベテランの選手たち。皆さん真剣な顔つき

(会場では中村六段による指導対局会も開かれました)
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■Bクラス(級位者)は中学生2名、大人3名の計5名による総当たりリーグ戦。
結果、中学生の小林くんと一般の金城さんが3勝1敗で首位に。直接対決勝者の小林君が初優勝、金城さんが2位となりました。
3位には2勝2敗の高嶺さんが入賞。

■Aクラス(有段者)は6名の選手(全員一般)が出場。腕に自慢の皆さんです、対局時計を使用し(10分/切れ30秒)総当たりリーグ戦で熱いバトルが繰り広げられました。
結果、4勝1敗でなんと3人が同率で三つ巴状態となる。そこであらためて3名でクジ引きをして変則トーナメントを実施。当山さんが新城さんを下し、高橋さんとの決勝戦に。
進行時間の関係で決勝は時間短縮で5分/切れ30秒で実施。相居飛車戦で互いに棒銀戦法から銀交換しあい、その後は駒組合戦に。中盤、高橋さんの陣形の不備を捉えた当山さんが遠見の角を放つとこれが激痛の一打に。。高橋さん受けるすべなく投了に追い込まれ、当山さんが初優勝となりました。

■Sクラス(三段以上・希望者)は小学生2名、高校生1名、一般2名の5名による総当たり戦で実施。こちらも対局時計を使用して行います(10分/切れ30秒)
小学生の2名(どちらも有段者)は、本来は小学生の部に参加となるのですが「強い人と指したい」という両名の意思を尊重しSクラスに参戦となりました。
戦いの方は、実力者の伊舎堂さんが順当に白星を重ね、見事全勝で優勝。1敗の森さんが2位、高校生の當銘くんが2敗で3位入賞となりました。
小学生の2名は残念ながらSクラスでの入賞はなりませんでしたが、ナイスファイトでした。

(会場左側ではS、A、Bの各クラスが熱戦を展開)
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(中村六段も指導対局の合間に各クラスの戦いぶりを観戦)
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(成績結果)
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(各クラス優勝者)
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左から女流名人戦優勝:高橋さん/小学生名人戦優勝:西表くん/Bクラス優勝:小林くん/プロ棋士中村亮介六段/Aクラス優勝:当山さん/Sクラス優勝:伊舎堂さん
※シニア優勝の飯島さんは船便の都合で(西表島から参加)早々に会場を後にしたため集合写真には参加できず。

(総評) 
今年は下は5歳から上は70代まで、35名の選手が参加し熱戦を繰り広げてくれました。昨今の世間事情もあってここ数年参加数は減少ぎみでしたが、今回は昨年よりも少し増え、回復しつつあるかなと感じております。また沖縄本島からは2名の方が参加。今後も相互に大会に出向いて交流が深まるといいですね。
来年はさらに参加者が増えるよう取り組んでいきたいと思います。

将棋まつりではすっかり定番となった”お楽しみ抽選会”、会場がその日一番盛り上がる瞬間です。めでたく賞品を獲得された皆さんはおめでとうございました。
(今年は中村先生の色紙と将棋グッズ)
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(近くで見たからといって当たるわけではないのだが、何故か毎回抽選のビンゴマシーンに群がるちびっ子たち)
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さて課題というほどでもないですが、今回は会場が暑かったですね。例年は12月前後に開催していたので窓を全開放すれば心地よい涼しさの中で行えていたのですが、「11月中旬だとまだまだ暑いのだな」と、あらためて感じた次第。来年以降は見直したいと思います。

最後に、いつも会場の片づけにご協力いただいている選手・来場者の皆様、協賛いただいた企業の皆様、ありがとうございました。当大会に関わっている全ての皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

さて、年内の八重山支部主催大会はこれにて終了です。来年も石垣島での将棋大会をより充実させ、多くの方に楽しんでいただけるイベントにしていきたいと思います。今後とも八重山支部の活動へのご支援ご協力をお願いいたします。

以上、第14回 八重山将棋まつりの結果報告でした。
posted by 事務局長 at 12:08| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする